今年2番目の重責は来週末やってくる。
ちょうど1ヶ月前オリエンテーリングの全日本スプリント選手権の準備で多忙だったように、今月は日本初開催のOMM Japanレースにむけての作業が続く。
本当なら今週末は伊豆大島でロングディスタンスのオリエンテーリング大会へいこうとしていた。出場について悩んでいたのだが、”悩んでいるのなら今はやめたら”という助言ありエントリーしなかった。ただ参加するのならいいが、きっちりレースとするのならやはり後悔するのは目に見えている。キャンセルは正解だ。
17年前、伊豆大島の裏砂漠はオリエンテーリング世界選手権の日本代表選考会で30分もエリア内をさまよい、日本を代表を逃したエリアだ。今からすると全然フィジカルもテクニックもなく、そんなミスをしてしまうのも仕方なかったかもしれない。その後、北欧テレインできちんとナビゲーションをし世界で戦うことも違和感なくなり忘れたいたが、伊豆大島と聞くとやはりその時のレースを思い出す。そこできちんと浄化させたかったな。また次の機会にしよう。
その代わりこの2年、コツコツとやってきたTEAM阿闍梨のイベント、チャレンジ!ナビゲーションに参加してナビゲーションに興味を持ち、オリエンテーリングそのものが好きにな人たちが5,6人も参加する。読図講習がきっかけで全日本リレーに県代表で参加する人もいる。この1年でロゲイニングはもとよりオリエンテーリングの小さな大会やクラブカップリレーにまで参するに至っている。自分のナビゲーションスキルが世のお役にたてたら、その中から少しでもナビゲーションスポーツやオリエンテーリングに興味を持ってくれたら、、そんな想いこうやって数年たって形になるのは嬉しい。
一方でそうやって外に向けて多くのイベントに携わる中で、当然ながらレース出場が減っているのは自分の中では問題ないのだが、大会不参加や強化選手、ナショナルチームに直接関わらない私の姿を見て、”レースにも出ないで遊んでいる”と言われたりもする。それが自分が仲間だと思っていた人たちから言われるのは哀しい気分になる。ダイレクトではない別の形でナビゲーションの楽しさ、普及の一歩になればいい、その活動をしているのだと言う自負があるのでいいのだが、やっぱり哀しい。まだまだ努力が足りないね。
長くなったが、その来週末に開催されるOMMジャパンレース。2日間のテント泊を伴うマウンテンオリエンテーリング(ポイントオリエンテーリングとスコア)だ。約500人の参加者が集まる。多くはトレイルランナー、中におなじみのトップオリエンテーリング選手やアドベンチャーレーサーたちも混じる。競技運営陣はオリエンテーリングのプロフェッショナル、アドベンチャーレーサーのつわものたちが揃っていて事前準備からものすごく心強い。このレースがひょっとしたらトレイルラン界、オリエンテーリング界、アドベンチャーレース界、アウトドアの世界において何かしらのきっかけになるかもしれないね。ワクワクする。
まだまだ現場は作業は続く。私も結局この週末作業たっぷりなのだから、やっぱり伊豆大島は行かなくて今回は良かったのだろうなあと思う。
なんて事をつらつら思いながら今朝の出勤時も玉川上水遊歩道を歩いていたら、ガーコがいたので1枚かしゃ。癒された。
さ、がんばろう。