1走が走っている間、フィンランドエース、3走のミンナ・カウッピとスイスエース3走のシモーネはニコニコ話をしながらアップしていた。面白い。
結局3走シモーネで大逆転し優勝。シモーネは2003年スイス世界選手権以来の4冠獲得となった。
彼女の影にかくれているようだけど、すごいのはブローニ・サラミ・ケニッヒ。今年36歳になる彼女はロングで念願の3位に入った。ゴールしたときシモーネと抱き合い、泣いて喜ぶ顔はとても印象に残っている。
彼女は2003年、すでにお腹の中に赤ん坊がいるのにもかかわらずスプリント種目に出場し、一桁順位。その後足首の出術をし3人目の子供を出産し、わずか数ヶ月で2004年スウェーデン世界選手権のスプリント、ミドル、リレーに出場しもちろん上位。今年はロングにターゲットをおいてがんばってきたおばちゃんの星。そしてケガと病気に悩まされてきた繊細な女性でもある。ノルディック選手権ではシモーネを抑えて優勝もしていた。
スイス女子優勝にはこの選手が大きいのも忘れちゃいけませんね。
ブローニのホームページは英語で書かれているので読みやすい。
ttp://www.konig-salmi.com/
ちなみにダンナはフィンランドの元大エース、ヤンネ・サラミ、1997WOCショートチャンピオン。来期よりフィンランドチームのヘッドコーチになるとのこと。
彼女はこれからどうするのかな?
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