愛知ワールドランキングイベントが終わりどうにか来年のWOC選手候補に選ばれナショナルチーム入りすることができた。本戦を走れるかは直前の6月のセレクションで決まる。
みながわさんのコーチングは昨日で終了、今週中に会ってレビューすることが最後の仕事となる。残念ながら5月から昨日までのコーチング期間の中で、彼女の目標の1つでもあり、コーチとして私の最大の使命であった『WOC2005出場候補選手になる』まで達成できなかった。今年の成長が大きかった分、昨日のレースは彼女にとっても選手になれなかったことも残念な結果になった。私は彼女に対し現状を把握させ、未来と可能性を導く、そして結果を出す手段に成り得たのだろうか?反省すべき点は多い。そして今後今までやってきたことを生かすもころすも、ひょっとしたらまたコーチングすることも全ては彼女次第となる。
昨日の私のレースは不本意であり、ベストな状況でなかったといっても精一杯チャンレンジしつづけた。結果としてはロングを走る準備ができていないことが露呈され、来年ロング決勝を走り、決勝で結果を出すための準備をあと9ヶ月近くでやることは難しい現実を突きつけられた。好きな種目なのだが、来年結果を出しすために自分にとって一番近い種目は何か?と問われたらロングは残念ながら該当しない。私はそれよりも結果を出せる種目を選択する。それについては4月末にフィンランド人コーチのイーキスと愛知WOCに向けてのゴールセッティングとターゲットについて面談したとおりの状況になった。
それでも各国のトップ選手らと一緒に走ることができたのは、今後のゴールセッティングとターゲットがより具体的になり、ラップ分析から良い評価も悪い評価も見るべきことが多くある。今後の課題も明確となり大きな収穫だ。彼らも昨日は相当タフなレースだと感じていたようだ。けして戦えないわけではなし、チャンスがやっぱりたくさんあることがわかる。そう思うとやっぱりワクワクする。
思えば2003年のスイス世界選手権の直後、クラブカップのため作手村周辺で車を走らせている間、この近くで世界選手権があってそんな中を選手として走っている姿なんて正直想像できず、ただただぼんやりと森を見ていた。それでもひょっとしたら現実にはならないかもしれない、でもチャレンジしがいのある、現実になったら嬉しい!そんな目標をあげたり、その達成して喜んでる場面をイメージしていたこと、、故障からスウェーデンを見据えその先に遠く2005年の愛知を見ていたこと、それらが具体的ではなくても漠然とでも夢を持っていたからこそ行動が伴い、今またスタートラインに立つことができたのだと思う。2000年春の富士ワールドカップで失敗した悔しさも心の隅にある。それに加え自分が競技者として2005年でいったんリセットすると期限を決めたことでコミットメントが明確になり、この1年間苦しいトレーニングにも(いや楽しいんですよ)競技にも集中することができているんだとつくづく思う。
情けないが、愛知のことはよくわかっていなくて、(愛知テレインを走ったのも1年2ヶ月ぶりだった)、ロケーションとスケジュールをもう一度チェックして頭に入れなくてはいけない。
舞台に上がって、ミドル決勝を走り20位以内に入ること、リレー10位以内(これはまだ個人的な思い)を現実にできるよう、これからの9ヶ月を過ごしていきたい。けして楽な時間とは思わない、でも苦しい中にも楽しみを見い出すことができるはずだ。私にはそれができる。幸いチームメンバーはようこさんを始め積極的な取組みと発言をしていて頼もしい。チームメイキングやチーム目標をより具体的に現実的なものにしていくためにも今回はもう少し余裕をもって取り組めるかもしれない。
絶対強くなる。